「絵本」は保育の中の色々な場面で読まれている保育教材です。
絵と文字によって織りなされる「絵本」。「絵本」と一言で言っても、物語絵本、科学絵本、昔話絵本、赤ちゃん絵本、バリアフリー絵本・・・と様々なジャンルがあり、お話の内容も多種多様です。
様々な「絵本」に触れる中で子どもたちの感性は豊かになり、知的好奇心は広がり、そして厳選されて紡がれた言葉によって心が耕され、美しい日本語を習得していきます。まだ文字や言葉を十分に理解できない子どもにとって、「絵本」の世界を楽しむためにはその世界を手渡してくれる大人の存在が不可欠であり、保育者はその重要な担い手の一人です。また、共働きが増え、家庭でなかなか絵本を読む時間を確保しづらい状況にある中で、いかに絵本が大切か、そしていかに素晴らしい絵本が存在しているのかを伝えていくのもまた、保育者の重要な役割です。
本校で開講している『絵本学』の授業は、30コマ全て絵本について学びます。私はその講座担当をしております。『絵本学』の授業では、保育士、絵本作家、書店の店長、声優、図書館司書、絵本ワークショップ研究者、言語聴覚士、NPO職員、アナウンサーなど、絵本にまつわる多彩なゲストスピーカーを招き、絵本を様々な角度から学ぶことができます。学生はこの講座を通して、絵本に関する知識・技術を高め、感性を磨き、絵本を強みにした保育者へと成長していきます。授業を意欲的に学んだ学生は絵本の専門家の卵としての“認定絵本士”という資格が取得できます。この資格は3年の実務経験をした後、絵本の専門家、“絵本専門士”の資格に繋がっています。
「絵本」を強みにした保育者になりたい!という思いのある方、是非本校で一緒に絵本についての勉強をしませんか?